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6/24 山口県のササユリ

6/24 山口県のササユリ   弟見山へ

 近年、ササユリが減少しているとよく言われる。確かに咲いているのを見ることは少なく
ましてや摘んで持ち帰る気持ちになるほどの群生には久しくお目にかかっていない。
ササユリの減少は、自然が壊れていることの証であるとの意見もある。
ササユリは種子で繁殖する。種子から芽生えたササユリは
1枚あるいは数枚の根生葉を出すだけで、茎はない。したがって、
幼苗の時期には地表面にある程度の光が当たっている場所に侵入する必要がある。
開花できるまでに生長するのに数年がかかるとすれば
少なくとも数年間は地面にまで光が当たる状態が継続されないと
生長して花を咲かせることができないことになる。森林の伐採は
このような状況を作り出す。薪炭林として定期的な伐採が行われたり
柴木を刈り取る作業はササユリの生育には都合の良い環境であったであろう。
森林利用の減少と形態の変化がササユリの減少になっているに違いない。
仏峠登山口
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弟見山 山頂
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by nk626n | 2014-06-27 21:20